【PAS with・ビビDX】に後ろ子乗せはアリ?ショッピングモデルに子乗せを後付けするメリット・デメリット

電動アシスト自転車に「あと付け」で後ろ子乗せはアリ?自転車店員が教える安全基準と失敗しない条件

「電動アシスト自転車に後ろ子乗せを付けたいんですけど」という相談は、実はかなり多いです。
その次に多いのが、「今ある自転車に、あと付け後ろ子乗せを付けたいんですけど大丈夫ですか?」という流れです。

どちらも自然な発想です。子ども乗せ電動アシスト自転車は値段が高いので、できれば今ある自転車やPAS withやビビDXのようなショッピングタイプの電動アシスト自転車にあと付け子乗せを取り付けて済ませたいという気持ちはわかります。
ただし、条件を知らずに選ぶと後悔するポイントもあります。
10年間の販売現場での経験からそのメリットと注意点を整理します。

ショッピングモデルに子乗せを後付けするメリット

26インチのショッピングモデル(ビビDXやPAS withなど)にチャイルドシートを後付けする最大の魅力は、その「汎用性」「コスト」にあります。

  • お子さんが乗らなくなった後も、普通の自転車として長く使いやすい
  • 専用車を買うよりも、初期費用(本体価格)を抑えられる
  • パパが乗っても違和感のないデザインが多い
チャリママ
チャリママ

お子さん1人だけ・荷物少なめ・費用重視なら、あと付け後ろ子乗せは十分有効な選択です。子どもが乗らなくなったあとも、後ろ子乗せを外せば普通の電動アシスト自転車として使いやすいので、1台に長く乗りたい方に向いています。

【代表的なショッピングモデル】

共働き家庭で増えている「賢い使い分け」

最近、現場でよく耳にするのが、ご夫婦で2台の自転車を使い分けるスタイルです。

子ども乗せ自転車2台で運用
  • 朝: パパ「ショッピングモデル + あと付け子乗せ」で保育園へ送る
    パパの通勤用としても違和感がないので、週末にパパが一人で買い物に行く時も使いやすいです。
  • 夕: ママ「子ども乗せ専用モデル」でお迎えに行く

専用車を2台買うのは予算的に厳しくても、1台をショッピングモデルにすることで、無理なく、かつスタイリッシュに運用できる家庭が増えています。パパの通勤用自転車を少しカスタムするだけで、送迎の分担がスムーズになりますよ。

知っておきたい後付けのデメリットと注意点

実は「2人乗せ」はできません!モデルごとの制約

「前にも後ろにも後付けすれば、3人乗りできる」と思われがちですが、ショッピングモデルには厳しい制約があります。これを知らずにパーツを買ってしまうと、取り返しがつかないことになります。

  • パナソニック [ビビ・DX]
    あと付け子乗せは「前か後ろ、どちらか1つだけ」取り付け可能です。
    前後両方に付けて3人乗りにすることは、メーカーで禁止されています。
  • ヤマハ [PAS with]
    取り付けられるのは「後ろ子乗せだけ」です。
    前子乗せは取り付けられません。
チャリママ
チャリママ

ここ、本当に気をつけてください!
ショッピングモデルはあくまで「1人乗せ」が前提の設計です。
もし「今は1人だけど、将来は2人乗せるかも」という予定があるなら、あと付けで後悔する前に、最初から3人乗り対応の「子ども乗せ専用モデル」を選んでおくのが、一番安上がりで安全な正解ですよ。

後ろ子乗せが取り付けられる「自転車の条件」

すべての電動アシスト自転車に後ろ子乗せが付くわけではありません。安全面を考えると、最低限以下の条件が必要です。

  1. クラス25(または27)リヤキャリア装備(※最重要!)
  2. ドレスガードあり(足の巻き込み防止)
  3. ハンドルロック機能付き(乗せ降ろし時の転倒防止に望ましい)
  4. 両立スタンド(L字型が望ましい)
  5. U字型フレームがおすすめ(乗り降りの際に足を引っかけにくい)
チャリママ
チャリママ

10年間販売してきて感じるのは、「取付けられる」だけで判断すると、あとから不満が出やすいということです。毎日の送迎に耐えられる「強固なスタンド」や、お子さんの足を守る装備は必須。対応可否は必ずメーカー公式サイトやカタログでチェックしてくださいね。

ママには負担?「高さ」の問題

26インチのショッピングモデルにあと付け子乗せを付けると、専用車(20インチ)に比べてお子さんの座席の位置が高くなります

  • 力の弱いママは抱っこでの乗せ降ろしが大変になる
  • 重心が高くなるため、低速走行時にふらつきやすくなる

ここでよく「じゃあ、24インチのショッピングモデルにすれば安定するのでは?」という相談を受けますが、実は注意が必要です。

チャリママ
チャリママ

「24インチなら安心」というのは、実はよくある誤解なんです。
ショッピングモデルの24インチは、タイヤだけでなく車体全体が小柄な方向けに設計されています。
そのため、通常26インチに乗っている人が24インチの自転車を漕ぐとハンドルが膝に当たりそうになったり、窮屈で漕ぎにくさを感じたりすることが多いんです。 「車体の低さ」と「走行のしやすさ」を両立させたいなら、24インチのショッピングモデルではなく、最初から設計が全く異なる20インチの子ども乗せ専用車を選ぶのが正解ですよ。

後付け用チャイルドシート(あと付け後ろ子乗せ)

ショッピングモデルに取り付けるための、代表的なチャイルドシートです。

  • [OGK:グランディアシリーズ]
    【特徴】転倒時の衝撃から頭を270度守る「トリプルヘッドガード」搭載。
    ワンタッチでベルトが巻き取れる「リピッタ」機能がとにかく便利です。
チャリママ
チャリママ

「迷ったらこれ!」と言える、安全性No.1モデルです。もしもの転倒からお子さんの頭をしっかり守る設計は、販売現場でも一番信頼されていました。ベルト調整が自動巻き取りなので、厚着になる冬場でもストレスなくパッと出発できますよ。

  • [OGK:ポポラモアシリーズ]
    【特徴】とにかく軽くてシンプル!コスパ重視のパパ・ママに。
    ムダを削ぎ落とした設計で、駐輪場での取り回しも楽々です。
チャリママ
チャリママ

「安全基準は満たしつつ、できるだけ安く済ませたい」という方にはこちら!本体がとても軽いので、26インチの自転車に付けても重心が上がりにくく、運転しやすいのがメリットです。お財布にも優しい、後付け派の強い味方ですね。

まとめ:あと付け子乗せは「人と使い方」を選ぶ

子どもが二人の場合は、あと付け後ろ子乗せでは前後どちらか一人しか乗せられません。「幼児二人同時同乗(3人乗り)」が必要なら、最初から子ども乗せ専用モデルを選ぶ方が安心です。

  • 1人乗せで、将来の使い勝手とコスパを優先 → ショッピングモデル+後付け
  • 2人乗せ予定あり、または安定感を最優先 → 子ども乗せ専用モデル

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