子供乗せ自転車を選びにお店に来店されると、「前乗せと後ろ乗せ、どっちがいいんですか?」と質問されることが多いです。 今日は子供乗せ自転車を選ぶ際の前乗せと後ろ乗せの違いや特徴について紹介したいと思います。
前子乗せの特徴
前子乗せの対象は、体重15kg以下、身長100cm以下の1歳〜4歳未満の小さいお子さんです。 前子乗せ付き自転車には、ハンドルの軸の上部に取り付けるタイプと、セミアップハンドルに後付けできるフロントチャイルドシートの2種類があります。
ヤマハ PAS Kiss mini un SP パス キッス ミニ アン スーパー PA20KSP 2023年モデル
前子乗せタイプのメリット
- お子さんの様子がわかり、寝てしまった時などすぐに対応できる。
- お子さんとコミュニケーションをとりやすい。
- お子さんが景色を見やすい。
前子乗せタイプのデメリット
- ハンドルの軸の上部にチャイルドシートがついているタイプだと、前かごとして使用することができないので、荷物をたくさん載せることができない。
- セミアップハンドルに後付けするタイプでは、運転するパパやママががに股になりやすく、運転がしにくい。背の低いママだと前方が見えにくくなる。
- ハンドルロックがついていない自転車にフロントチャイルドシートを取り付けると、倒れやすいことがある。
- 風がお子さんの顔にダイレクトに当たるので、冬はお子さんにとって寒い。
後ろ乗せの特徴
後ろ子乗せの対象は、1歳〜6歳未満で体重が約20㎏のお子さんです。小学校入学前まで乗ることができます。走行時に安定感があります。
ビッケモブdd BM0B43 ブリヂストン
ギュット・クルームR・DX(BE-FRD032)2023年モデル
ギュット・アニーズ・DX・26 BE-ELAD634 2023年モデル
ヤマハ PAS Babby un SP パス バビー アン スーパー PA20BSPR 2023年
後ろ子乗せタイプのメリット
- リアキャリアに取り付けてあるので、ふらつきが少なく安定感がある。
- お子さんの顔に風が当たりにくい。
後ろ子乗せタイプのデメリット
- お子さんの様子を見ることができない。小さいお子さんの中ではシートベルトを抜け出してしまうツワモノも。お子さんが小さいうちは注意が必要。
- お子さんが寝てしまった時も気づきにくいので、しっかりとシートベルトで守る必要がある。
- 1歳から使用できるとなっているが、1歳ちょうどくらいだと、サイズが合わず、シートベルトをしっかりしても心許なく感じる。後ろ乗せは2歳くらいからがオススメ。
前子乗せ、後ろ子乗せ どっちがオススメ?
家族構成や使用シーンによって変わってきます。以下の例を挙げてみます。
前子乗せタイプ(ハンドルの軸の上部分にチャイルドシートが取り付けてある前子乗せ付き自転車)は、次のような場合にオススメです
- お子さんが一人で自転車に乗るのが苦手だったり、久しぶりの方。
- お子さんが小さいのでしっかりと様子を見たい方。
- 年子だったり上の子と一緒に3人乗り自転車として使用する時間が長い方。
前子乗せタイプ(セミアップハンドルにとりつけることができる後付けのフロントチャイルドシート)は、次のような場合にオススメです
- 前後にお子さんをのせて3人乗り自転車として使用し、かつ前かごも使いたい場合。
- 手持ちのセミアップタイプのハンドルの自転車に取り付けて費用を安く済ませたい場合。
後ろ子乗せタイプは、次のような場合にオススメです
- お子さんが2歳以上の場合。
- 手持ちのクラス25以上のリヤキャリア付き自転車に取り付けて費用を安く抑えたい場合。
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- 3人乗り自転車として使用するため、後ろ乗せシートが必要な場合。
前後にお子さんを乗せて3人乗り自転車として使用する場合、前バスケットが不要な場合は前子乗せタイプ(ハンドルの軸の上部分にチャイルドシートが取り付けてある前子乗せ付き自転車)+後ろ子乗せを選ぶと良いでしょう。
前バスケットの収納が必要な場合は、前子乗せタイプ(セミアップハンドルにとりつけることができる後付けのフロントチャイルドシート)+後ろ子乗せ付きの電動アシスト子供乗せ自転車をおススメします。
前乗せと後ろ乗せは家族構成や使用シーン(保育園の送り迎えやお買い物、お出かけ)にあった選択をすることが大切です。家族のライフスタイルにあわせて最適な子供乗せ自転車を選んでくださいね。