TBSのラヴィット!を見ていたら、ランキングコーナーで、電動アシスト自転車が取り上げられていました。
専門家が厳選!見れば思わず欲しくなる最新!電動アシスト自転車ランキングTOP5(2022年1月13日放送)
番組を見ていると、えっ?それってどうなの?と思う点がいくつかありました。
視聴者の誤解を招きそうな構成があったので、気になったところを書いていきたいと思います。
ふらっかーずココッティアシスト
前輪にモーターがついているので、走り出し時にふらつきが抑えられるのでオススメとランクインしていたのがふらっかーずココッティアシスト。
ふらっかーずココッティアシストは、バッテリー容量14.8Ah相当で、標準モードで約55km、エコモードで約80km程度の走行が可能な、前輪にモーターが付いているタイプの電動アシスト子供乗せ自転車です。
前輪にモーターが付いているふらっかーずココッティアシストは、前輪が引っ張られるような感じで走行するので、走り出しのふらつきが少なく走り出していました。
一方、走行比較で登場した電動アシスト自転車は、後輪にモーターが付いていると思われる26インチの電動アシスト自転車。
前かごに10kgの荷物+後部座席に20kgのお子さんを乗せ、26インチの後輪モーターが付いた電動アシスト自転車と、前後20インチタイヤで前輪にモーターが付いているふらっかーずココッティアシストの直線走行比較をしていました。
結果は、ふらっかーずココッティアシストの勝利。走り出しのふらつきがないので、スイスイ走行できるとのことでした。
この走行比較、わかりやすくするために、できれば2台とも20インチの子供乗せ電動アシスト自転車で比較して欲しかったですね。条件違いすぎでしょ(w)
前輪モーター電動アシスト自転車のメリット・デメリット
前輪モーターは走り出しのふらつきが抑えられるのがメリットですが、前輪にモーターが付いてるので、後輪モーターの電動アシスト自転車と比べると、モーターの重さが気になります。
ハンドル操作を重く感じたり、駐輪場の駐輪レーンに前輪を止めるのが大変だったり。。。前輪モーターにはデメリットもありますので、注意が必要です。
ふらっかーずココッティアシストについて少し補足
ふらっかーずココッティアシストの電源スイッチ画面は簡易タイプ。
ヤマハやパナソニックのような液晶画面のスイッチパネルと違い、残りのバッテリー残量で走れる距離は確認できませんし、ざっくりとしたバッテリー容量しか確認できませんので注意が必要です。
ふらっかーずココッティアシストの後輪のチャイルドシートはヘッドレスト一体型タイプ。後ろに乗っていた男の子の頭はヘッドレストよりかなりはみ出していましたね。
ブリヂストンも、ヤマハも、パナソニックもヘッドレストの高さを調整できるタイプの後ろ乗せチャイルドシートを採用しています。
子供乗せ電動アシスト自転車は、駆動部分だけでなく、チャイルドシートなどの使い勝手も含めて、検討されることをおすすめします。
チェーンなしの電動アシスト自転車ホンバイク紹介について
ホンバイクとはチェーンなしで走行する電動アシスト自転車。
ホンバイクは子供乗せはできません。ホンバイク自体はまったく問題はないのですが。
商品紹介VTRではチェーンがある自転車だと、チェーンに靴ひもやスカートのすそを巻き込んでしまい危険。だけどホンバイクはチェーンがないから安心・・・。といった紹介をしていました。
このVTRを見て、私も子供乗せ電動アシスト自転車に乗っている時にスカートの裾が引っかかっちゃったらどうしよう・・・と心配になられた方もいらっしゃったのではないでしょうか。
通常、チェーン付きの子供乗せ電動アシスト自転車にはチェーンカバーが付いています。
また後ろ乗せチャイルドシートを取り付ける際は、後輪にはスカートやお子さんの足を巻き込まないよう、ドレスガードをつける必要があります。
チェーンカバーやドレスガードが付いていれば、スカートの裾が絡まる確率はかなり低いと思います。過度な心配は不要です。
ビビL押し歩き
電動アシスト自転車は重さが25kg~30kgあるので、歩道橋や高架下などの坂道を押して歩くときにものすごく疲れます。
ビビL押し歩きは、自転車を押して歩いている時にアシストしてくれる電動アシスト自転車。
発売以来大人気で欠品続き。
ラヴィット!では、後ろ乗せチャイルドシートにお子さんを乗せて歩道橋を押し歩くお母さんの映像が流れて、「坂道の押し歩きは大変」というテロップが。
まるで、ビビL押し歩きにチャイルドシートを取り付けて押し歩きができるようなVTRになっていました。
しかし!
ビビL押し歩きには後ろ乗せチャイルドシートを取り付けることはできません。
まるでチャイルドシートを取り付けて押し歩きができるようなVTRは視聴者に誤解を与えてしまうかもしれません。
ビビ・L・押し歩きのリヤキャリアは、クラス18/最大積載量18kg。
番組のスタッフさんが10kgの米袋3袋をリヤキャリアに乗せてTBSの坂道を押し歩いていましたが、もしこの状態で公道を走っていたら、積載量オーバーですね。
地下の駐輪場を使用するために坂道スロープを汗をかきながら押し歩いているママを見かけますが、現状、電動アシスト子供乗せ自転車で押し歩きのアシストに対応をしている商品はありません。
子供乗せ目的でビビL押し歩きを購入しないように注意してくださいね。
以上、TBSラヴィット!専門家が厳選!見れば思わず欲しくなる最新!電動アシスト自転車ランキングTOP5で、チャリママが気になったこと・・・でした。