2013年モデルの20インチ電動アシスト子供乗せ自転車が各メーカーからほぼ出揃いました。
- ヤマハからはPAS Kiss miniとPAS Babby(別売りチャイルドシートが必要)。
- ブリヂストンからはアンジェリーノプティットeとbikke e(別売りチャイルドシートが必要)。
- パナソニックからはギュットミニDXとギュットミニとララファイブミニ(別売りチャイルドシートが必要)。
2012年モデルのギュットミニがメチャメチャ売れたので、2013年はパナソニックだけでなく、ヤマハやブリヂストンも気合を入れて20インチ電動アシスト子供乗せ自転車をたくさん投入してきましたね。
20インチ電動アシスト子供乗せ自転車のメリット
20インチ電動アシスト子供乗せ自転車のメリットは、
- 低重心のため安定感がある。
- ふらつきを抑えられる
などがあげられます。
20インチタイヤの直径は約50cm、26インチタイヤの直径は約66cmです。お子さんを自転車の後ろに乗せた時(リア用チャイルドシートに乗せた時)には、約16cmの高低差が出ます。
そんなわけで。
リア用チャイルドシートの座面が20インチの方が低くなるのです。
20インチ自転車にお子さんを乗せる時は26インチ自転車に乗せる時より、約16cm持ち上げなくて済みます。(回りくどい言い方だわぁ~)
ママが20kg超に成長したお子さんを抱きあげて、自転車に乗せるのはかなりの負担になります。
腕力に自信のないママは、高く抱き上げなくて済むインチの自転車の方が乗降時の負担が少なくなります。 20インチ自転車は身長の低い小柄なママも地面に足が付きやすいので、運転時も安心感を持って自転車に乗ることができます。
20インチ電動アシスト子供乗せ自転車はまさに、ママにとってメリット満載なのです。
20インチ電動アシスト子供乗せ自転車のデメリット
そんな20インチ電動アシスト自転車にはデメリットもあります。
- 26インチと比べるとたくさんペダルを漕がなければならない・・・・。
メーカーHPなどに、ひとこぎで進む距離が26サイズとほぼ同じと書いてあったりしますが、タイヤサイズが違うのですから、やっぱり20インチの方がひとこぎで進む距離がちょっと短いのです。
小径車で気になる点はタイヤの摩耗です。ひとこぎで進む距離がほぼ同じだとしても、20インチタイヤと26インチタイヤで同じ距離を走ると、20インチタイヤの方がたくさん回転しなければならないのです。
- 20インチタイヤの円周は50cm×3.14=157cmなのでタイヤ一回転で157cm進む
- 26インチインチの円周は66cm×3.14=207cmなのでタイヤ一回転で207cm進む
と仮定します。 仮に2km走るとすると、26インチタイヤがタイヤが966回転で到着するのに対し、20インチタイヤでは1274回転しないと目的地に到着しないのです。
そんなわけで。
同じ距離を走ると、20インチタイヤの方が地面に接する回数が多いので、26インチタイヤよりタイヤの摩耗が早くなるんです。
お子さんを乗せて重くなった自転車のタイヤの負荷はかなりのもの。
20インチタイヤの場合、26インチタイヤより摩耗もさらに早く進むはずです・・・。
各メーカー、20インチタイプの子ども乗せ自転車にゴツめのファットタイヤ(太めのタイヤ)を採用しているのは安定感のためだけでなく、20インチタイヤならではの摩耗対策もあると思われます。
街中で20インチ自転車に乗っているオトナを見かけますが、溝のない、つるっつるのタイヤだったりしませんか?
今販売されている20インチ子供乗せ自転車の耐久性は、私にはまだわかりません(発売されてからまだ日も浅いですし・・・)。でも、26インチよりもタイヤのチェックをしっかりして、パンクやスリップなどの事故が起こらないように点検することを心がける必要があると思います。
子供乗せ自転車はお子さんが大きくなってからも、日常生活でママチャリとして使われる方が大半です。
高いお金を出して購入する電動アシスト自転車ですから、長く愛用したいですよね。
小柄な方には20インチ子供乗せ自転車はオススメです。
でも。
もし平均身長以上の方が子供乗せ自転車を長く使用するなら、20インチ自転車がいいか26インチ自転車がいいかをもう一度考えてみてはいかがでしょうか。