ヤマハから2022年モデルのPAS Babby unシリーズが発売されました。
性能面は2021年モデルからそれほど変わってはいないのですが、チャイルドシート周辺の変更やデザイン変更、そして値上げなど、マイナーチェンジがいくつかありますので、ご紹介していこうと思います。
ヤマハPAS Babby un(パスバビーアン)シリーズはどんな自転車
ヤマハPAS Babby unは、前後20インチタイヤの後ろ乗せチャイルドシート付き子供乗せ電動アシスト自転車です。
別売りのフロントチャイルドシートを取り付けると、幼児2人同乗用自転車(3人乗り自転車)として使用することができます。
ブリヂストンやパナソニックの後ろ乗せチャイルドシート付き電動アシスト子供乗せ自転車と比べると、コンパクトなサイズで、比較的小柄なママでも乗りやすいデザインになっています。
2021年モデルはバッテリー容量が15.4AhのPAS Babby un SP(リヤチャイルドシート付)と、バッテリー容量が12.3AhのPAS Babby un(リヤチャイルドシート付きモデル/チャイルドシートなしモデル)ラインナップでした。
2022年モデルは、カタログ上ではリヤチャイルドシート付きモデルは全てSP(15.4Ahバッテリー)モデルになり、新たに、バッテリー容量が15.4AhのおしゃれデザインモデルPAS Babby un SP coord(パスバビーアンスーパーコーデ)が加わりました。
走行距離のめやすは、15.4Ahバッテリー搭載モデルはスマートパワーモード(標準モード)で約58km、強モードで約51km、オートエコモードプラスで約75km。
12.3Ahバッテリー搭載モデルはスマートパワーモード(標準モード)で約46km、強モードで約41km、オートエコモードプラスで約60kmとなっています。
2022年モデルのPAS Babby unシリーズはどこが変わったの?パスバビーアン2022年モデルはここが変わった。
リヤチャイルドシートがグランディアからハグシートに変更
2022年モデルPAS Babby un Sp coord.とPAS Babby un SPのリヤチャイルドシートがグランディアからハグシートに変更になりました。(チャイルドシートなしのPAS Babby unはハグシート非対応/リヤキャリアの形状が異なるため)
リヤチャイルドシートがハグシートに変更になりました。
今までのPAS Babby un SPのリヤキャリアは一般車のリヤキャリアと同じ形状だったのですが、2022年モデルからリヤキャリアの幅が少し狭くなりました。
キャリアが狭くなった分、座面がワイドになり、お子さんがより座りやすくなりました。
背面にお子さんの靴などを入れられるカバー付きの背面ポケットも追加されました。ちょっとした小物を入れるのに便利なスペースです。
ハグシートは2段式駐輪場などで、リヤチャイルドシートの高さ制限がある際、チャイルドシートを折りたたむ機能が付いているのですが、折りたたみ操作に使用するレバーハンドルがこの背面ポケットの中に設置されています。日常的にリヤチャイルドシートを折りたたむ必要がある方は、この収納はあまり使用できないかもしれません。
また、このカバー付きの背面ポケット収納がついたため、レインカバーを使用する場合、商品選びに注意が必要です。ハグシート対応のリヤレインカバーを購入されることをおすすめします。
リヤチャイルドシートのベルト周りがより使いやすくなりました
ハグシートのシートベルトは、背面レバーを操作することで簡単にシートベルトの長さが調整できる(自動巻取り式)優れもの。
2022年モデルではシートベルトのバックルがマグネットバックルになったり、シートベルトのパットが立体的に取り付けられたり・・・と、今までよりお子さんにシートベルトをセットしやすくなりました。
PAS Babby unシリーズにはブリヂストンのビッケモブやパナソニックのギュットクルームRやギュットアニーズのリヤチャイルドシートにある開閉式のグリップバーはついていません。
グリップバーの開閉不要、セットしやすいシートベルトなど、乗せ降ろしをストレスなく行えるのは、魅力ですね。
背の高いママやパパと子供乗せ自転車を共用するなら、PAS Crew(パスクルー)という選択肢もアリ
背の高いママや、パパと子供乗せ自転車を共用するんだけど、PAS Babbyだと、ちょっと小さくて窮屈な感じがする・・・という方には前後24インチタイヤを搭載したPAS Crew(パスクルー)がオススメです。
2022年モデルのPAS Crewは、2022年モデルのチャイルドシート付きモデルPAS Babby unと同じ、リヤチャイルドシート(ハグシート)を採用しています。
今までも24インチのPAS Crewはあったんですけど、ネックだったのが、前バスケットのサイズ。
昨年までのPAS Crewのフロントバスケットは、かなり浅く(バスケット容量22L)、オシャレデザインではあるのですが、使い勝手がイマイチよくありませんでした。
2022年モデルのPAS Crewのフロントバスケットは深くなり容量が3Lアップして、バスケット容量が25Lにアップしました。
オシャレデザインよりも実用性が重視されたバスケットデザインになりました。お子さんの送り迎えなど、荷物が多いご家庭にオススメです。
2022年モデルのPAS Babby unを検討されている方は、ぜひ2022年モデルのPAS Crewもチェックしてみてくださいね。
2022年モデルのPAS Babby unカラーラインナップは?
ヤマハさんの電動アシスト子供乗せ自転車は、かなり奇抜なカラーリングが発売される年もあったりして、毎年ドキドキするのですが(W)。
2022年モデルのBabby un(バビーアン)シリーズのカラーラインナップは万人受けしやすいデザインになったようです。
2022年モデル PAS Babby un SP coord.(パスバビーアンスーパーコーデ)のカラーラインナップ
メタルパーツを使用した(PAS With DX風)なPAS Babby un SP coord.(パスバビーアンスーパーコーデ)は、ミスティグリーンとアンティークレッドの2色。
PAS WITH DXはこんな自転車タイヤは黒とベージュのバイカラー、ブラウンのレザーテイストグリップ、サドルはブラウンのテリーサドル、フロントバスケットカラーもブラウンです。リヤチャイルドシートはココアブラウン×アイボリー。
パスバビーアンスーパーコーデは、ブラウン+メタルパーツです。
ブラックパーツを使用している、ノーマルのパスバビーアンスーパーと比べると、柔らかい雰囲気です。
2022年モデル PAS Babby un SP(パスバビーアンスーパー)のカラーラインナップ
PAS Babby un SP(パスバビーアンスーパー)のカラーラインナップはマットグレイッシュベージュ、ソリッドグレー、ピュアパールホワイト、マットブラック2、パウダーブルー2の5色。
フロントバスケット、リヤチャイルドシート(ハグシート)、グリップ、サドル、タイヤなどは全てブラックパーツとなっています。
2022年モデル PAS Babby un (パスバビーアン)のカラーラインナップ
PAS Babby un (パスバビーアン)のカラーラインナップはブラックとグレイッシュベージュの2色。
フロントバスケット、グリップ、サドル、タイヤなどは全てブラックパーツとなっています。
本体もオプションパーツも2021年モデルより値上げされています
ヤマハの電動アシスト子供乗せ自転車もブリヂストンやパナソニック同様、コロナ禍での原材料や輸送費、人件費などの上昇などを受け、商品価格が値上げされています。
レインカバーやチャイルドシートレインカバーなどを揃えるとかなりの高額になりますので、あらかじめ予算を検討しておかれることをおススメします。
まだまだあります、パスバビアンーシリーズの人気ポイント
昨年からの継続仕様ですが、パスバビーアンシリーズのオススメポイント。
気持ちよく快適に走行できるアシスト
坂道で早くペダルをこいでも空回りした感じがしないほどよいアシスト。
スマートパワーモードを採用しているので、登り坂などでは強モードに変更しなくても、最適なアシスト走行をしてくれます。
機能豊富な電源スイッチパネル
液晶の電源スイッチに時計表示がある
液晶の電源スイッチパネルに時計表示があります。最近はスマホを時計代わりにしている方も多いので、電源スイッチパネルに時刻表示があるのは、便利ですし、なかなか好評です。
液晶電源スイッチにチャイルドロック機能がある
オプションの前乗せチャイルドシートを取り付けて、お子さんを乗せると、ちょうどお子さんがいじりたくなるような場所に、液晶電源スイッチパネルがあります。
走行中にお子さんが 液晶電源スイッチパネル を触って、電源をOFFにしてしまったら、かなりびっくりしてしまうのではないでしょうか。
この液晶電源スイッチパネル はselectボタンを長押しすると電源を消せないようにチャイルドロックをかけることができます。再度selectボタンを長押しすると電源をOFFすることができるようになります。
今のところこの機能がついているのはヤマハさんだけなので、お子さんのいたずらが気になる方にはオススメです。
ぜひ試乗をして性能の良さや使い勝手のよさを確認してみてくださいね。