ブリヂストンビッケグリ(bikke GRI)の試乗レビュー

子供乗せ自転車に関する情報

最近テレビCMでもよく見かけるbikke GRI。

先日、ブリヂストンのbikke GRIに試乗する機会がありました。 今日はビッケグリの試乗レビューをお伝えしたいと思います。

bikke GRIってどんな自転車

ビッケグリは前輪24インチ、後輪20インチの後ろ乗せチャイルドシート付電動アシスト自転車。
「パパにもママにもフィットする」というデザインとサイズ感。 それほど横長に見えないスッキリしたデザイン。
後ろのタイヤの方が小さいのですが、後ろ乗せチャイルドシートがついているからか、見た目は全く気になりませんでした。

ビッケグリの乗り心地は?

またぎやすさ

ビッケグリに乗るときに、まず、気になったことは、
「フレームを跨ぐときに足が引っかかりそう」ということでした。

他の多くの子供乗せ自転車の多くはU字型の低床フレームなので、乗り降り時に足を引っかけるということはほとんどありません。

ビッケグリはV字フレームでパイプが2重になっているので、一般的な子供乗せ自転車と比べると、乗降時には膝を高くあげないと、足をフレームにひっかてしまう可能性があります。

女性は、乗り降り時にフレームに足やヒールを引っかけて自転車を倒さないように気を付ける必要があります。
男性でも後ろから足を回して乗り降りしたくなる高さかもしれません。
でも、そんなことすると、後ろに座っているお子さんをキックすることになるので(笑)、こちらも注意が必要ですね。

デュアルベルトドライブ

ビッケグリの機能の大きな特徴は、なんといっても両輪駆動(デュアルドライブ)を採用している点。

一般的な電動アシスト自転車は、後輪部分をモーターでアシストして動かしています。
ビッケグリは、この後輪部分のアシストに加えて、前輪にもモーターを取り付けた両輪駆動を採用しているので、パワーのある走りをしてくれます。

よく電動アシスト自転車に乗ると、後ろから押してもらっているみたい。。という声を聞きますが、両輪駆動駆動ではさらに前からひっぱってもらっているような感じも加わるイメージです。

また、ビッケグリではブレーキアシストも採用。
下り坂などで、後輪ブレーキをかけると(ブレーキの左レバーを握ると)、前輪のモーターブレーキが自動でアシストしてかかるようになっています。
長い下り坂などで前輪ブレーキを強く握りしめ続ける必要がないのは助かりますね。

またこの前輪のモーターブレーキをかけた時のブレーキの抵抗を電離力に変換して充電することができます(回復充電)。
自転車に乗ったままで少し充電できます。
走りながら少しでも充電できるのはウレシイですね。

ビッケグリではチェーンの代わりにベルトを採用しています。
ベルトだと、鉄製のチェーンのように伸びることがないので、チェーンがたるんで外れてしまう・・・という心配がありません。
ベルトだと油をさす必要もないので、チェーンと比べると汚れが付きにくいのもポイント。
チェーンのようにつなぎ目を意識せずに乗ることができて、音も静か。
実際に乗ってみると、ほんとに静かで、引っ掛かりを感じないでペダルを気持ちよくこぐことができました。
チェーン回りのメンテナンスの必要がほとんどないのは魅力ですね。

ビッケグリの操作は?

ビッケグリはハンドルに別売りのチャイルドシートを取り付けることによって3人乗り自転車として使用することができます。

ビッケグリはチャイルドシートの装着位置を低く取り付けられるよう、設計が工夫されています。
ビッケシリーズでは、ふらつきが少なくなるように、ハンドル軸のほぼ上にチャイルドシートが来るよう設計されています。
ビッケ2ではお子さんの足がチャイルドシートに当たるのを防ぐために、フロントバスケットの形が浅く設計されていました。

ビッケグリではフロントバスケットは通常の深さのまま、フロントバスケットの取り付け位置を前に動かしたことによって、お子さんの足が干渉しないように設計されています。

ビッケ2やビッケモブだと前かごが浅くてちょっと・・・と思っていた方も、ビッケグリのフロントバスケットなら深さがあるので使いやすいと思います。

操作パネルはとってもシンプル。

電源ボタンを押す回数でエコ・オート・パワーのモードを選択します。
電源ボタンを長押しすることで、電源をオフすることができます。
残りバッテリーであと○km走行可能・・・といった表示が出ないので、バッテリーゲージをこまめに確認する必要があります。

豊富な別売りオプションパーツで自分好みにカスタマイズ

ビッケシリーズには様々なデザインのオプションパーツがそろっています。
チャイルドシートクッションカバーは基本的に別売りとなっていますので、別売りのシートカバークッションの購入が必要になります。

チャイルドシートと同等カラーでシンプルにしてもいいですし、ポップなデザインやお子さん好みのデザインを選んでもOK。
チャイルドシートクッションカバーの装着はとても簡単。
シートクッションカバーのマジックテープを、あらかじめ取り付けてあるビッケグリのチャイルドシートに貼りつければOK。
取り付けは簡単ですが、マジックテープ部分の多さにはちょっとビックリします(笑)。

サドルカバーやハンドルグリップ、ヘルメットなどでトータルコーディネートもできます。
   
ビッケシリーズは基本的にチャイルドシートクッションが別売りになっています。
ビッケグリを購入できても、チャイルドシートクッションカバーは欠品中で入荷が遅れる・・・という事態も起きているようです。
ビッケシリーズを購入するときは、チャイルドシートクッションも一緒に購入されることをおススメします。

bikke GRI試乗の感想は…

ビッケグリの良かった点
  • いかにも子供乗せ自転車・・・というデザインでないので、見た目はいい感じ。
  • 乗ってみるとパワーがある。でも音は静かで、ペダリングもスムーズ。
  • 実感はできなかったけれど、走りながら少し充電ができるのはウレシイ。
  • パパが乗っても小さすぎない。
  • ベルトドライブはやっぱり静かで快適。
ビッケグリのイマイチな点
  • ちょっとまたぎにくいフレーム
  • 液晶パネルスイッチの表示がシンプルすぎる

といった感じです。

またぎにくさも、慣れてしまえば問題がない気もします。
パワフルで、パパと共用できて、子供が乗らなくなってもカッコいい小径電動アシスト自転車として乗ることができるビッケグリ。
後ろ乗せスタートで子供乗せ自転車デビューをされる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

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